哲学書 ”有吉 修史の涙”

日本の観光ガイドブックは、フランスでのショッピング、美術館、市場などありきたりの物がいまだ多く見られますが、私は夏にフランスを訪れるのなら是非、市民プールに足を向ける事を推薦します。
フランスの夏は、多くの人がバカンスに行ってしまい、街は閑散とした物となります。
グルノーブルでの始めての夏、閑散とした街で遣る事も無く時間を持て余していた私に、ボザールの女の子達からプールに行くお誘いが有りました。
女の子4人と私です。
この時点で、もうお分かりと思いますが、私はこんな事が有っていいのか?これって犯罪じゃない?とプールに潜り自暴自棄に駈られました。
詳しく説明するとプールに登場する時は、各々ビキニを付けている訳ですが、最初に入水する時にビキニのブラを外すのです。この4人の中に憧れの子もいましたので、このブラを外した瞬間、いけない物を見た!でも見たい!と何処に目を向ければ良いのやら。ここでジョークの1つでも言えれば良かったのでしょうが、当時の私にはまだその様な余裕は無く、向こう岸のデップリしたお腹のオヤジを無理やり見つめていました。
しかし、水の中に入ればこういった苦労は少し軽減され、軽く背泳ぎなどして雪の無いアルプスと真っ青な空を見ながらフランスのプチバカンスを堪能していた所に、女の子達が来て日本の子供達が良くやる、宝探しを遣ろうとの事、石などを投げてそれを潜水して見つける。と言うごく当たり前の、この年になってはちょっと恥ずかしい感のある遊びでした。
しかしこの当たり前の遊びが、この状況で20歳前の半裸の女の子と遣るとエロイの何の。
水面では顔だけしか見えませんので先ほどの緊張感もほぐれ無邪気に遣ろう遣ろう!と乗りのりでしたが、イザ始まって見ると、これ、やば過ぎです。
当然、水中で取り合いになるのが普通になってくるのですが、完全につかみ合い状態で、当然、オッパイとか普通に手が当たっちゃうし。。
圧巻は、女の子4人が私の回りに立ち、私だけが水中に居る状態の時、私の頭を押さえて私を水中に沈め始めたのですが、私は息苦しく水面に顔を出そうとモガクのですが、そのもがく時、目の前というか、8個のMade in Franceのオッパイに顔が押しつぶされた状態で、女の子達の股間の間とオッパイの間をモガクのです。
まー、こんな感じの事があったのですが、フランスのこの様な文化の中に居ると
人間の存在自体を決定付けるエロスとは何だろう?
と真剣に考えなければならずには置けませんでした。
当時、日本のオタク文化の始まりで、フランスのデザイナーや先進的なアーティスト達もいち早くそういった情報を取り入れようとしていました。そういった人達にとっては、日本のエロス=チラリズムがとても新鮮で、この市民プールでのトップレスは毎日食べる、スパゲッティーの様にあきあきした物の様に感じられるようでした。
話は飛びますが今回帰国して、福岡の自宅から父からの誘いで小倉から近い田川美術館で昔の炭鉱の様子を描いたアーティストが世界遺産の様な物をユネスコから認定されたとの事で見に行きました。作品自体もユニークで面白い物でしたが、炭鉱で働く婦女、町に居る婦女の絵がみんな上半身裸だったのです。
私は日本社会におけるエロティズムとは隠す文化の上に成り立っていると思っていましたので、びっくりしたのと同時にこの美術館であのグルノーブルのプールでの出来事が突然思い出されました。
このエロスにかんしては、その文化のバックグラウンドと凄く関係があると思いますので、まだこの分野では、新米の私には不可解な物も多く、多くを語れませんが、フランスの哲学者、ジョルジュ・バタイユの“エロスの涙”と、この市民プールでの私のフランス文化への入学試験とも言えるべき出来事を比較して、“有吉 修史の涙”として記憶に留めておこうと思います。

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この記事へのコメント

わかりません
2011年12月26日 02:15
アルバイトはじめました(ノ゚Д゚)ノシ★ http://m-s.e29.mobi/

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