バビーの受験必勝法

芸術、美術大学生の間で「アートとは何だ、現代アートとは何だ」という疑問を夜な夜な友達と夜が更けるまで話し合っているのは、世界中の美大生も同じ事です。
私自身が感じる事は、そういった概念論より前に人間という動物の生態系の分野に接する事柄の様に感じます。もしあなたが現代アートを遣っているのならば、何故その道を選ぶ様になったのでしょう?好きだから。と普通は思っているし、周りの人もそう思っているでしょう。では、本当に、好きですか?
私の場合、明確に好きです。とは言えない自分が居ます。好きでない。という事ではありません。
私の場合、幼い頃から本能のままに自分の居場所を探して行き着いた所が現代アートだったと言う事です。普通、川魚は海での生活は息苦しいでしょう。又その反対の海の魚は川での生活は息苦しいでしょう。魚達は自分の環境に適した場を求めて移動していると思います。これをこの魚は、ここが好きだからと端的に言えるでしょうか?私の場合、ここにしか自分の居場所が無かったと言う事です。だからとても大切な所です。しかし、アートとアートワールドを明確に別々に認識していないと、又混乱しますので、そこの所は注意しておいて下さい。ここの所は、別の機会に書きます。
結局の所、現代アートという漠然とした領域、コンピューター用語で最近良く使われている。クラウドと言うような領域として捕らえて方が現実味があるのでは無いでしょうか?
しかし、核心となる概念が必要になると言う事は理解できます。しかしこのクラウド的物の見方を無視し、概念だけを話しては、現実と乖離し現代アートへの魅力も半減して結局は、原理主義の様に、開かれた領域では無くどんどん閉ざされた排他的な領域になって行くと思います。
現在、日本でアートがあまり人から見向きもされなく成っているのは、こういった事も1つの要因になっているとのでは無いでしょうか?
ここで私の考えを述べても、これから現代アートを遣って行きたいと言う方々には、あまり興味が無いと思いますので、ここでは私の海外の美術大学での経験、その後どの様にアートワールドの入り口までたどり着いたか?と言う所が多分、日本で現代アートを遣っている学生に参考の助けになるかと思いますので。それを記述します。こういった部分は、上記の少年アートで詳しく説明されていますが、又、別の経験者の体験の例として参考にして下さい。
まず、順を追って入学試験の事から記述します。私の行ったボザールの場合、学科試験という物はありません。過去に自分の作った作品など自分を表現出来る物などの写真をまとめてポートフォリオとして提出、その後にインタビュー(面接)だけです。
形式ではこのようになっている事は多分多くの方はご存知だと思います。
しかし、気をつけて下さい。実は、すでにここからアートワールドに入ろうとするあなたたちは試されています。私はここでどうした方が良いなど言わない方が良いと思います。が参考例を1つ挙げます。
ビディア(VIDIA)と言う子でした。何故”子”と言うかと言うとこの人は16歳でリセ(高校)を飛び級でボザールに入ったので、まだ入った時は子供の面影を残していました。
それでこの子は面接時、バビーセットを持ってきてお人形さんゴッコを始めたのです。この試験官には上記のジョンルーク ヴィルムス、アンジュ レッチア、他教師2名、学生1名。(ここのボザールでは学生も試験官として入ります)
このお人形さんゴッコは普通に考えればただのバカです。しかし彼女にとって正直にこの人形が何故、彼女にとって必要か、どの様な歴史がこのお人形さんと自分の中にあるのか?そういった物を通してクリエイティブとは何か?などユーモラスにお人形さんゴッコに取り入れ、又逆に多くの質問を試験官の方にしたそうです。しかし、流石の試験官も困りはて試験官の間で賛否が分かれ最終的にジョンルークの押しでボザールの入試に通る事が出来たようです。
そしてジョンルークの選択は正しかったのです。彼女がボザールの2年生の頃、彼女が18歳の時すでにフランスアート界のアイドル的存在になろうとしていました。
私はここで、アイドル的なアーティストが良いとか悪いとかの論議は避けます。
しかし、アイドル的存在としてのデビューと言う事だけでも難しい事は事実です。

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